August 15, 2006
ちゃんと ここに いる
小さい頃は、ぼーっとしてばかりのコ でした。
現実の世界の展開に馴染めなくて、空想ばかりしていました。
幼稚園の頃に、家族の皆とご飯を食べている絵を描いたのですが、
自分を含めた皆を、天井から見ている視点で、描いています。
先生に指摘されても、何を言われているか判らなくて、びっくりした記憶があります。
そのくらい、いつもどこかにイっていました。
自閉症ではないか と心配されました。
心配されていることに気がついて、どうやら改善を試みたらしいです。
少し、現実が見えてきましたが、それでも、〔ここ〕には居ませんでした。
今度は、外 と 未来 にとらわれるようになりました。
周りのみんなに心配をかけないでいるには、どうしたらいいのかな?
ここを、どう切り抜けたら、褒められる未来がくるのかな?
そうやって、大きくなるうちに、とうとう疲れてきました。
なにか、ヘン。
からだとつながっていく動機になったのは、どうもそのあたりのようです。
ヨガをやっている時に、自分のからだの内部を感じていると、とても安心しました。
からだが内側から伸びていくときの感じ、呼吸がおのずと変わっていくときの開放感。
外 も、未来 も、空想 もない、その時その場のリアルな感じ。
やっと、現実 というのが、理解できるようになりました。
理解してみたら、ステキでした。
そこには、内側から展開する、納得のある変容 がありました。
これね! という手ごたえがありました。
ただ、歴史 というのは大したもので、今でも、〔いま ここ〕にいるのは、苦手です。
ひとりで車を運転していると、すぐ、未来と空想のごちゃまぜ世界を彷徨ってしまって、
あら、気がついたらこんなとこに来ていた となることが、よくあります。
だから からだで出会おうとし続けるのだろうな、
だから 瞑想なんかしてみちゃうんだろうな、と
苦笑まじりで思います。
どちらも自在に楽しめるようになりたくて、その自由を獲得したくて・・・。
このコは、パイナップルリリー といいます。
赤やピンクや紫や、夏の日差しと対抗する、強い色のなかで、
真っ白とうす緑 というのが、ほっとします。
投稿者: くら : August 15, 21:19 | Comments (0) | Trackbacks (0)
Comments
「からだで出逢う」
なみだでてきた。
くらさん。ありがとう。
なんか、目が覚めました。
Posted by ちうう : August 16, 18:54
こんなんで伝わるかなあ と
心もとない気分で書いた文章を、
読み取ってくれて、こちらこそ、どうもありがとう!
からだで出逢う・・・
ちううさんも、狙ってるんでしょ?
Posted by くら : August 17, 18:05
はい。
かなり(にやり)。
今日からの、2日間、大切に過ごします。
(ぐるぐる回るかなあ〜股関節!)
Posted by ちうう : August 19, 06:01
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