August 25, 2006

回ったよ! 股関節

8.25.ブログ用.jpg

海一望の熱川ハイツで、5回目のリーラスクールは、熱く展開しました。
講師は、おなじみ平山昌弘さん、参加者12名、テーマは、〔回れ!股関節〕。

ホントに回るようになるかしらん という参加生たちの不安を吹き飛ばす、
講義とワークの、すてきなコラボレーションでした。
股関節の重要性をしっかり頭に入れて、やる気まんまんになったところで、
股関節を回すワーク。
股関節の可動性を制限するメカニズムを理解したうえで、
また、それをからだで観ていくワーク。
ワークが終わるたびに、立って違いを感じる、歩いて違いを感じる、を繰り返すうちに、
今まで光が当たったことのない、からだの内部へ と感性が育ち、変化が実感されていきます。

感じていないから、動かないだけなんだ というのは、ホントだね、平山さん!

2日間のうちに、皆のヒップはみごとに上がり、
歩き方は、優雅なモンローウォークへと、変貌していきました。
回ってるじゃん、股関節!

もうひとつの発見は、ワークを施す側になった時の変化。
自分の股関節まわりに理解が及ぶほどに、
ヒトを動かすときのからだの使い方がラクになり、ラクになると、相手も安心してゆだね・・・。
自分のからだへの理解が、ヒトのからだへの理解に直結していく瞬間を、何度も観ました。
からだ同士って、賢いねえ。

今回も、しっかり食べて、パワー全開でコミットしてくださった、平山さん、
ホントにありがとう!
そして、自分のからだに丁寧に向き合っていった、参加生の皆さん、ありがとう!
からだ探検に夢中になれた2日間でした。

投稿者: くら : August 25, 09:27 | Comments (2) | Trackbacks (0)

August 17, 2006

つながる感覚

8.17.ブログ用.jpg

エヘン! 夏になるとともに、そらは、痩せました。
夏のせいなのか、オトナになったのか、あの食い意地の張ったそらではなくなったの。
3度以上食べていたご飯は、2度になり、飼い主も大変ラクです。
お腹のあたりがスッキリした姿を、自慢したくて撮りました。

本題はまた、からだの話。

先週、平山さんと、次のリーラスクールの打ち合わせをしました。
股関節と足首のつながりを見ていくワークのなかで、私の足首がみごとに引っ掛かり、
それが股関節を制限していることが、痛みとともに自覚されました。
あ、この筋肉、まだ出逢ったことなかった、と感覚にのぼってきたのは、左足の長拇指伸筋。

この、感覚にのぼってくる というか、感覚がつながる というか、
まだ観たことがなかったからだの部分に出逢う感じって、独特なんだよね。
その部分が脚光を浴びて、わーい! と喜びだす感じ。
そして、発見した私の意識も、わーい! と喜ぶ感じ。

打ち合わせの時には、この後、仙骨が熱を出したりして、
足先から骨盤へのつながりが、ちょっと見えてきたのでした。

その後、うちでヨガをやる時に、この長拇指伸筋くんを意識に入れてからだを動かすと、
これが、毎回、足の裏がカーッと熱くなってくるのです。
観てくれたから、つながったよ! という、からだからの返事のようで、これまた楽しい。
そのうえ、この、伸筋くん、
骨盤のなかを動かしたり、背骨上部の凝りを開放したり、左の肩をほどいたり、
と大活躍するのです。

これだから、からだの探検って止められない と、
ここ数日、伸筋くんとハネムーンしています。

投稿者: くら : August 17, 18:06 | Comments (0) | Trackbacks (0)

August 15, 2006

ちゃんと ここに いる

小さい頃は、ぼーっとしてばかりのコ でした。
現実の世界の展開に馴染めなくて、空想ばかりしていました。

幼稚園の頃に、家族の皆とご飯を食べている絵を描いたのですが、
自分を含めた皆を、天井から見ている視点で、描いています。
先生に指摘されても、何を言われているか判らなくて、びっくりした記憶があります。
そのくらい、いつもどこかにイっていました。
自閉症ではないか と心配されました。

心配されていることに気がついて、どうやら改善を試みたらしいです。
少し、現実が見えてきましたが、それでも、〔ここ〕には居ませんでした。

今度は、外 と 未来 にとらわれるようになりました。
周りのみんなに心配をかけないでいるには、どうしたらいいのかな?
ここを、どう切り抜けたら、褒められる未来がくるのかな?
そうやって、大きくなるうちに、とうとう疲れてきました。
なにか、ヘン。

からだとつながっていく動機になったのは、どうもそのあたりのようです。
ヨガをやっている時に、自分のからだの内部を感じていると、とても安心しました。
からだが内側から伸びていくときの感じ、呼吸がおのずと変わっていくときの開放感。
外 も、未来 も、空想 もない、その時その場のリアルな感じ。
やっと、現実 というのが、理解できるようになりました。

理解してみたら、ステキでした。
そこには、内側から展開する、納得のある変容 がありました。
これね! という手ごたえがありました。

ただ、歴史 というのは大したもので、今でも、〔いま ここ〕にいるのは、苦手です。
ひとりで車を運転していると、すぐ、未来と空想のごちゃまぜ世界を彷徨ってしまって、
あら、気がついたらこんなとこに来ていた となることが、よくあります。

だから からだで出会おうとし続けるのだろうな、
だから 瞑想なんかしてみちゃうんだろうな、と
苦笑まじりで思います。
どちらも自在に楽しめるようになりたくて、その自由を獲得したくて・・・。

8.15ブログ用.jpg

このコは、パイナップルリリー といいます。
赤やピンクや紫や、夏の日差しと対抗する、強い色のなかで、
真っ白とうす緑 というのが、ほっとします。

投稿者: くら : August 15, 21:19 | Comments (3) | Trackbacks (0)

August 10, 2006

やっと土用干し

8.10ブログ用.jpg

土用はとうに過ぎてしまったのだけれど、
天気が安定しなかったり、晴れている時は東京だったり、と、ままならなかった今年の夏。
嵐の後の庭で、きょう、やっと、土用干しスタート。

梅干師匠と電話したら、彼女も今日スタートしたそうで、縁起はよさそう。
一日のうちに、皮がシワシワと、柔らかくなってきました。

乾き始めたら、梅酢スプレーで濡らし、濡らしては、乾かし・・・。
それを繰り返しているうちに、梅干は梅干になっていきます。
乱暴に扱うと、柔らかくなった皮が破れてしまうので、ひとつずつ丁寧に、出会いを楽しんで・・・。
夏の炎天下、首の後ろに暑い光線を浴びて、しゃがみ込む姿勢をしていると、
去年の夏、おととしの夏、と思い出につながっていきます。
年中行事の楽しみね。

とはいうものの、暑さと汗で、今日は5個、破壊してしまった。(これも毎年起こる)

一日中お日様を浴びた梅たちは、今は、また、梅酢のなかで休んでいます。
これを3日繰り返し、最後にブランデーを振りかけて寝かせれば、今年の梅干の完成。
今日の手触りでは、今年もうまくいきそうです。

投稿者: くら : August 10, 20:32 | Comments (4) | Trackbacks (0)