September 25, 2006

終わっちゃった

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昨日までの3日間が、リーラスクール・オイルトリートメント講座の最終回、
半年にわたった講座が、終了しました。
3日とも爽やかな秋晴れで、海は島の様子がわかるほどに澄み、
リーラハウスの開け放した窓からは、金木犀の香りが、秋風と一緒に運ばれていました。
世界にエールをもらっているような、美しい3日間でした。

月に3日間、伊豆高原での合宿が5回、間にフィードバックセッションが1回、
しかも次の合宿までには、練習が宿題・・・。
受講生の方たちにとっては、大変なスケジュールだったのに、
7名の方たちが、最後までやり通してくれました。それも、楽しみながら!
そんな素敵な状況で、腕があがらないわけがありません。

最後の交換セッションは、始まりの瞬間から、空気が鎮まりました。
それぞれが、自分らしさを失わずに、ヒトのからだとの丁寧な出会いを楽しんでいました。
重心が落ちた状態で安定した動きは、すでに全員が身につけ、見ていると舞のようだった。
セッションの最後も、またシンと空気が鎮まり、それぞれのつながりが美しかった。
全員が、誇り高いプラクティショナーでした。

こんな長丁場の講座を、初めてやらせてもらって、
これはビギナーズラックというものなのかしらん。
私自身も、それぞれの受講生も(多分)、納得のいく内容と出会いになりました。
東京から駆けつけてくれたアシスタントの皆さんや、おいしいお昼ご飯でエールをくれた雅江さん、
打ち上げを彩って素敵なお料理を出してくれた、風花の辻さん、
そもそも、こんなことを、やっちゃえば、と焚きつけてくれた数多くの友人たち、
何よりも、最後にはからだ大好きの仲間同士となってくれた、受講生の皆さん、感謝!です。

満足感もいっぱいだけど、なんだか一日からっぽになっちゃった。

投稿者: くら : September 25, 20:16 | Comments (0) | Trackbacks (0)

September 22, 2006

気体感覚のからだ

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彼岸花って、毎年ちゃんとお彼岸に咲くのね、と妙に感心しながら、撮ったスナップ。

で、今日は、久しぶりにからだの話。
私の好きなボデイワークに、バイブレーション というのがあります。

重力に逆らわないように、ラクに立って、重心は足の親指の付け根あたりにかけます。
そして、左右の踵を交互に、軽く地面に打ちつけるように、小刻みに揺する。
踵から、さざ波を起こしていく感じ。
膝を〔笑う膝〕にして(つまり、力を抜いて)、踵のさざ波を脚全体に伝える。
あとは、力の抜けているからだを、さざ波が、どんどん上へと立ち昇っていくようにする。
しっかり息を吐きながら、からだじゅうをさざ波に占領させていく。

3分くらい続けていくと、アタマの中まで空っぽになって、緊張が解けていきます。
立て続けのトリートメントの合間の切り替えや、講座の前の緊張状態のときに、すごく役に立つの。

そして、少しずつ波をからだの中に収めていって、動きが鎮まったときの感覚!
うまくいくと、皮膚の境界線があいまいになって、ボワンと気体になったような感覚なの。
固体のからだが、さざ波で液体になり、その揺れに任せた結果、気体のからだが生まれてくる。
からだの感覚には、いろんな位相があるなあ と思っていたら、
それを裏付けてくれる文章に出逢いました。

私たちのからだを形作っている細胞の、そのまたなかの、原子の話。
原子核をヤンキースタジアムの中央に置く。
それを、野球ボールより小さい という縮尺にすると、
その周囲を巡っている電子は、ベーブルースが打ったどんなフライより高いところを、
ブンブンうなって飛ぶ小さなブヨみたいなもの なんだって。
そして、そのボールとブヨの間の空間には、何もないの! 無、空!
私たちのからだは、それほどまでに、空に満たされているのだそうです。

私が感じている気体感覚は、実在しているんだ! ととても心強くなる、量子力学のお話でした。
この話、〔宇宙はグリーンドラゴン〕という本のなかに書かれているんだけど、
他にもいっぱい、面白いことが書いてあるんだ。
また紹介するね。

投稿者: くら : September 22, 09:47 | Comments (0) | Trackbacks (0)

September 16, 2006

秋のひかり

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朝起きてみたら、光が透明に澄んでいて、これは、秋のひかり!
セッションが3つも入っている日だけど、じっとしていられなくなって、畑までドライブしました。
短い道のりのなかで、コスモスをみつけ、彼岸花をみつけ、秋の雲も見た。
空気が澄んで、キリリとして、秋の匂いがした。
焚き火の匂いが澄んだような、賢そうな香り。

伊豆高原の秋は、ひかりと空気が透明になり、海も濃い藍色で、私の一番好きな季節です。
きりっとしてるんだけど、どこかほのぼのと野放図で、やさしい。
枯れ始める草の気配や、柔らかい虫の音が、
放っておかれた自然のおおらかさを、残しているのでしょうね。

畑で、もう勢いの落ちたトマトやキュウリ、まだ元気なゴーヤ、ナス、ピーマンを収穫して、
夏の名残の野菜カレーを作りました。
隠し味に味噌を入れたら、大成功でした。

投稿者: くら : September 16, 20:09 | Comments (1) | Trackbacks (0)

September 7, 2006

あたまのなかの蝶々

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クラニオで愛用の、分解できる頭蓋骨、名前は〔柳沢教授〕。
うちの居間に、これも愛する天使とともに、飾られています。

クラニオに惹かれていった理由のひとつが、
この頭蓋骨 というか、正確には、蝶形骨の存在です。
外から見た、この頭蓋骨では、判りにくいのですが、
目の奥を横断している、頭蓋骨のひとつ。
本当に蝶々の形をしていて、
内に視床下部を抱え込み、脳下垂体をぶらさげて、頭蓋中央に君臨しています。

あたまのなかに、蝶々がいる! しかも、羽を広げて、飛び立とうという姿で!

蝶々好きの私としては、たまらなかった。
はかなげな羽を、目いっぱい使って、ここではないどこかへ、と飛んでいく蝶々って、
どこか象徴的な感じがするのです。
未知への冒険、まだ見ぬものへの憧れ、自由への可能性・・・そんな感じ。
それが、自分の頭のなかで蠢いている、なんて、ワクワクしちゃう。

そういえば
てふてふが一匹 韃靼海峡を 渡っていった
という、素敵な詩がありましたっけ。

投稿者: くら : September 7, 17:02 | Comments (2) | Trackbacks (0)

September 1, 2006

こんなことに・・・三角関係のその後

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冷たい雨が終日続いた今日、仕事を終えて一階に戻ると、
そらの定位置のクッションで、おひさまが優雅に昼寝中! 
そして、そらの方は、雨降りのなか外出中らしく、姿が見えない。
あれまあ! とうとうこんなことになっちゃった。

そらのやきもちをよそに、あれからも、
おひさまは、毎朝毎晩訪れては、ベランダでご飯を食べていました。
そらも観念したのか、追ってみたり、無視してみたりで、
三角関係はそれなりに落ち着いてきたのです。
ふたりで庭を駆け回る様子が目撃されたり、おひさまが駐車場で昼寝していたり・・・。
「オタクのネコって、あんな金色でしたっけ?」と近所の方から尋ねられる有り様に。

そして、とうとう、おひさまは、ベランダの領分を超え、家のなかへ侵入。
外好きでほとんど家にいないそらを尻目に、
からだをすり寄せて甘えたり、家のなかを歩き回ったり。
独立独歩のそらと違って、甘え上手なおひさまには、
外に出なさい! という私の命令も、まったく迫力がない というはめに。

どうなるんだろう、この展開。
今のところ、夜ネコドアを閉めるときには、
おひさまは外に出し、そらを家に入れ とやっているのですが、
これから外が寒くなってきたら、おひさまを締め出す自信もないし、なあ。
うちに二匹目が登場か?!
それにしても、飼い主はいるんだろうか? うちに来ちゃって大丈夫なんだろうか?

投稿者: くら : September 1, 18:33 | Comments (4) | Trackbacks (0)