March 28, 2006

クラニオセイクラル・バイオダイナミクス、本になった!

リンクの説明でもちょっと書いていた クラニオの本、できました!
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの本.JPG
去年まる一年、翻訳者の森川さんは、仕事も断って翻訳に打ち込みました。
内容が多岐にわたるため、
放射線科の先生 ・歯医者さん・お医者さん・大学の先生・・・
たくさんのヒトが、自分の得意分野を差し出して、協力しました。

私の協力分野は、〔昔取った杵柄〕の、難解な英語構文を日本語で理解する部分。
手伝いながら、内容を理解したいと、のんびり時間をかけていたら
「理解は本が出てからでいいから、仕上がりを早くね!」と
森川さんにプッシュをかけられた時は、ホントに驚いた。
なんで、私がじっくり読んでたこと、知ってるの?!

出張先まで重い原書を運んで、朝の喫茶店でニラメッコしたのは、懐かしい思い出です。

専門的な本で、値段も高いけど(定価18000円)、最初の方の章は
クラニオ・バイオダイナミクスの基本姿勢を、しっかり書き込んであります。
本の注文や問い合わせは、森川さんのアドレスまで。
mail@craniosbd.com

本の出版とともに、森川さんはモテモテ。東京でのセミナーの話も、出てきました。
バイオダイナミクスを深く理解している森川さんが活躍してくれるのは、私も嬉しい。
展開にエールを送っています!

投稿者: くら : March 28, 20:21 | Comments (1) | Trackbacks (0)

March 26, 2006

後ろ姿美人

久しぶりに、からだ会議。背骨瞑想 というのをお伝えしたいな、と。

自分のからだを支えている、大事なパックボーンなのに、背骨のことって忘れがち。
眼が前にあるせいで、私たちは前ばかり、観てしまうのね。
だから背骨は、拗ねて、硬くなり、
痛みやコリという形で 観て観て! と言っている、そんな気がします。
たまには、とっくり背骨と出会ってみようよ というのが、背骨瞑想です。

肩幅くらいに脚を開いて、楽に立ち、眼を閉じて、自分の背骨に意識を向けます。
首に7個、胸に12個、腰に5個の背骨と、それを支える仙骨・・・。
その一個ずつに挨拶するつもりで、一個ずつ前に倒していく。
一個倒れると、そこまでのからだの重さが、次の骨に掛かり、次の骨を教えてくれます。
ゆっくり呼吸しながら、そうやって、背骨に出会っていく。
途中から、からだの重さで、脚の後ろの筋が引っ張られるので、
それが痛かったら、膝を緩めます。

最後に仙骨を倒すと、上半身全部がぶら下がり、
重心は、足の親指の根っこに掛かります。
上半身全部から力が抜けて、開放されている感じを、味わってみてくださいな。
ぶら下がったアタマや腕を感じるのは、なんとも快感です。
それだけ、普段力が入っている ということなのね。

今度は、仙骨から上に向かって順番に、一個ずつの骨を立てていきます。
腰の骨を立てていく時は、少し膝を曲げた方が、立てやすいでしょう。
胸の骨に移っていくあたりから、膝を伸ばしていきます。
最後に、首の骨を立てきって、完了。

この、立ち上がっていくプロセスは、
人間が4本足を止めて、初めて2本足になった歴史をなぞるようで、
ちょっとワクワクするのです。
2本足で立とうとした、人間の意志 みたいなものを感じてしまうの。

そうやって丁寧に立ち上がると、
重力は肩でも腰でも引っかからず、ストンと足の親指の付け根に流れていきます。
重力に逆らわない、一番ナチュラルな立ち方になっているのです。
この流れる重力を感じるのも、大好き。

この一連の動きを、背骨瞑想 と名づけているのは、
背骨と呼吸に集中することで、落ち着いた鎮かな時間が流れていくから です。
そうやって、回を重ねて楽しんでいるうちに、
拗ねていた背骨は、生き生きと動き出し、
かくして、後ろ姿美人の誕生 という訳。

昔、ヨガのクラスに来ていた60代の女性が、
この背骨瞑想で、しなやかな背中を取り戻し、
駅で後ろ姿を見た時に、別人になっていました。
嬉しい記憶です。

投稿者: くら : March 26, 08:56 | Comments (3) | Trackbacks (0)

March 22, 2006

こっち、こっち、そら

3.22 ブログ用.jpg

3月のアタマに、そらの避妊手術決行。前日は私が落ち込みました。
当人は、災難に会った! という感じで、意外とケロッとし、
術後で外に出られないのを、辛がるばかり。
今はもう、春先の自然を満喫とばかり、外を走り回っています。

手術後、おひさまは、うちに現れなくなりました。
どんどんテリトリーを広げているそらが、自分から会いに行っているのか、
おひさまが、そらに興味を失ったのか、謎。
仲良しになれそうだったのに、残念です。

夕方の、ちょっと湿った春の空気に誘われて、またそらと散歩をしました。
相変わらず、あちこちの家に顔を突っ込むのですが、
こっち、こっち、そら! と呼ぶと、テテテ、と戻ってきます。
そして、私と前後して、ひたすらトコトコと歩きます。
そうやって、15分ばかり、結構遠いところまで散歩して来ました。

これは「散歩」というものである、と判ったのかしら?

ふたり一緒の道行きは、とても楽しくて、これからどんどん距離が伸びそうです。

投稿者: くら : March 22, 07:45 | Comments (2) | Trackbacks (0)

March 18, 2006

増えるエネルギー

ブログ用・クリスマスローズ.jpg
庭のクリスマスローズが、花盛りです。
数年前に株分けをしてから、ずっと元気がなかったのが、
ようやく土に馴染んだみたい。嬉しい。
バラも、このクリスマスローズも、美しい花というのは、
どこか気位が高くて、大切に面倒を見られたがります。
めんどくさがりの私も、どこかイソイソと面倒見てしまう。
癪なんだけど、こうやって晴れやかに花を咲かせると、美しい、嬉しい。

個人セッション三昧の日々を送っています。
そんなにやって、バテませんか? とよく言われます。
もちろん疲れもあるのですが、
そこにそのヒトのからだが横たわると、どこかがときめいちゃうのよねえ。
そのトキメキと共に、杖にしている言葉があります。

クラニオの先生のカヴィ・ジェミンが言った言葉。
「ふたりの人間が、セッションという形で関わって、
 ひとりが楽になり、ひとりが疲れたら、
 宇宙のエネルギーは、プラスマイナスゼロだよね。
 ふたりとも楽になったら、
 宇宙のエネルギーは、二倍になる。
 宇宙は、どっちを喜ぶかな?」

うーん、書いてみてもこれは、チャレンジのし甲斐がある世界です。
二倍の世界に出会えるのは、まだ、たまに、なのですが、
その時の喜びは大きくて、また、セッション三昧の日々が続いていきます。

投稿者: くら : March 18, 08:25 | Comments (2) | Trackbacks (0)

March 10, 2006

言い忘れてた!

この前に書いた、新しい試み、続きがあります。
4月30日の4時から、ちゃまさんスタジオにて、パート2をやります。
ふれること と からだの関係、意識の関係、
また新しい実験も加えて、観ていく予定。
初めていらっしゃる方もそれなりに、2度目の方もそれなりに、
新しい収穫を得て帰ってほしいな、という欲張りな案を思っています。
お気が向いたら、東京YOGA.COM にご連絡を!

投稿者: くら : March 10, 09:15 | Comments (9) | Trackbacks (0)

March 7, 2006

初めての試み

ちゃまさんのヨガスタジオで、
〔ふれる かよう ひとつ〕というワークショップをやらせてもらいました。
そもそもは、
「〔触れる〕というテーマでW.S.やってみない?」という
ちゃまさんの無謀なお誘い。
話しているうちに、
やったことないけど、やってみたい!と
いつものおっちょこちょいが蠢き、実現。

ありがとう、ちゃまさん、楽しかった!

丁寧に触れる、さまざまな試みをするうちに、
どんどん親密になっていく ひと と 場 を目の当たりにして、
私も、その楽しさに巻き込まれていきました。
触れる というコミュニケーションは、
やっぱりすごい力だ、と嬉しくなった。

なによりも、触れるひとの姿勢が、おのずと美しくなり、
最後には、観ている私に、
エレガント という言葉が降ってきたのも、発見だった。

その前の日にたまたま目にした
野口整体の野口裕之さんの文章に、
「健康な人は、品があります」と書いてあったのですが、
その真実を見せてもらった気がします。
いのちのまま、というのは、品があるんだね。

関わり というのは、いろんなものを教えてくれる。
うまく伝えられないんだけど、そんなことまで、思った。
写真も、うまく伝えていないけど、いちおう下に・・。

2006_0305ブログ・ちゃまWS0001.jpg

投稿者: くら : March 7, 21:41 | Comments (10) | Trackbacks (1)

March 3, 2006

土の匂い

3.3ブログ用.jpg
はずみで、畑を借りました。
はずみのきっかけは、
「家があるのに適した場所と、畑に適した場所は、違うんだよ。
昔のひとは、家の敷地のなかに畑は作らなかったでしょ」
という言葉でした。
なあるほどお。
私の庭の畑が、あまり収穫できないのは、それでかしらん。
これは実験してみなくちゃ・・・。

そして、そう教えてくれたひとが、招いてくれた畑が、それは素敵なの。
天城の山に囲まれた、静かで元気な場所。
空気が、せいせいしていました。

で、正式にお願いしてから5日経った今日、耕して来ました。
10メートル×3畝・・・うーん、腰が痛いうえ、商売道具の掌に水ぶくれ。
でも、それよりも、からだがシャンとした。元気になった。
静かな静かな場所で、土の匂いを嗅ぐことは、
存在をリセットしてくれるような、そんな感じだった。

どんな展開になるかしらん。
上の写真は、お隣の畑。
私のとこは、この手前で、
私が作ったのは、妙に曲がった畝なので
(気をつけたんだけど、まっすぐにはなれなかった)、
写真にならなかったよ。

投稿者: くら : March 3, 22:16 | Comments (0) | Trackbacks (0)