December 31, 2006

年末からだの大掃除

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庭の水仙が、ようやく開きました。例年より1ヶ月遅れです。暖かいせいなのかなあ。
大好きな、品の良い香りが、お正月に間に合って、よかった!

うちの大掃除を済ませて、最後は、自分のからだね、と、
昨日日帰りで、平山さんのセッションを受けに行ってきました。

8月のリーラスクールでのワークショップ後、
今後も主催していくには、もっと私自身が、平山さんのワークを理解した方がいいなあ、
と思い立ち、秋から、時間を見つけては、
個人セッションや小さな勉強会で、彼のワークを体験しているの。
スクールの方に、平山さんの名前が出てこないのは、そんな事情なのです。
時間をかけて、次は練りに練ったスクールをやってもらうから、待っていてくださいね。

という訳で、回を重ねて体験するうちに、私の内股脚は、ずいぶんまっすぐになり、
男の子のようだった小さなお尻に、ちょっとボリュームが出、しかも、リフトした!
ここまで来るには、セッションの後、自分でも注意してからだを使う必要があったし、
途中胡坐がかけなくなっちゃったり(ヨガを教える身としては、カッコ悪かった)、
おできができたり、筋肉痛に見舞われたり、なかなかスゴカッタけど、
そのおかげで、骨盤内の知覚が、増しました。
で、それは、ヒトに触れる時の知覚にも、変化を起こしています。
触っている時に[ワカル感じ]が、増しているの。テクニックではないところが、とても面白い。

今回は、顎関節を緩めると、股関節がどう変化するか というのをテーマにしました。
これも、おもしろかったのだよ。
後頭部と顎を緩めてから、頭をベッドからぶら下げ、からだを、頭の重みから解放した瞬間、
じわじわじわっと、全身に知覚が広がり、知覚が広がると、勝手に緩んでいくの。
この瞬間の感動といったら!

私達が、頭の重みを支えるために、いかに神経を、知覚を、使っているか
重みから開放されると、そこにいっていた知覚が、いかに全身に及ぶか
そして、知覚が広がると、からだがどんなに喜んで、自己治癒を始めるか
わずかな時間のなかで、とっぷり体験してしまった。


平山さんが、口を酸っぱくして言い続ける[からだは知覚]というセリフの意味を、
繰り返し、自分に体験させ続けている感じです。
この体験は、トリートメントにどう反映していくかしらんね、楽しみ。
何より、ゆるゆると緩んだからだで、今年を終えられること、平山さんに感謝!です。

投稿者: くら : December 31, 15:32 | Comments (34) | Trackbacks (0)

December 27, 2006

そらのアンテナ

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何かとお思いでしょうが、これは、そらの尻尾の先です。先端が曲がっているの、わかります?
生まれた時からそうだったみたいで、尻尾の先だけカーブしていて、中の骨がないの。
だから、ピンと尻尾を立てて、練り歩いている時も、尻尾の先が旗のようにヒラヒラします。

これだけでも、なかなか笑える光景なのですが、もっと笑えるのは、
この先だけを使って、返事をする、やり方。(つまり、骨はなくても、神経は通っているのね)
張り切っている日中は(相変わらず狩りに余念がない、冬に入って、狙いは小鳥一本やり)、
尻尾全体で、返事をするのですが、
夜眠くなると、この先だけをハタハタと動かして、判っているよー、とやるのです。

そのうえ、尻尾の先で反応する言葉は、
そらは可愛い・そらは美人だ・そらは日本一、といった、褒め言葉のみ。

というわけで、冬の夜長、膝にのっかって寝るそらを褒め倒して、尻尾の先と遊んでいると、
年末の慌しさも、どこへやら。
仕事の合い間に大掃除、などと、ぱたぱたしている自分は、
少し人間やりすぎているなあ、と、反省したりもしちゃいます。

投稿者: くら : December 27, 08:36 | Comments (282) | Trackbacks (0)

December 20, 2006

五臓六腑に染みわたる

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冬の伊豆高原は、夕焼けがきれいです。
でも、輝くように美しいのは、ほんの一瞬なので、私の腕では、写真に収めきれない。
いつも、ほれぼれと見たあとで、あ、カメラ!と思い出します。残念。

そんな伊豆高原を一緒に見られたら、と、2月にスクールを開きます。
リーラスクールではお馴染みの、野見山文宏さんを講師に迎え、
生理学講座完結編〔五臓六腑に 染みわたる〕。

見えないし、触れない、
教科書で、うんざりするほど酵素の名前や働きは覚えるけど、ピンとこない・・・
実感のしにくい〔内臓たち〕は、私にとっても悩みの種です。
それでいて、内臓疾患の病名を携えていらっしゃるお客様は、たくさんいます。
そのつど、本で調べて、病名や症状には詳しくなっても、
実際に触れるからだと、どう結びつけていいのやら・・・。

なんとか実感的に理解する方法はない? 野見山さん、と、無理難題を吹っかけたら、
うんうん唸りながら、時間をかけて考えてくださいました。
発生のプロセスから説明していったら、内臓同士、内臓とからだが、結びつきやすいかもしれない
東洋医学の考え方を説明すれば、もう少し内臓と親しくなれるかもしれない
聴診器を使って音を聞いたり、反射区を使って内臓を体表とつなげたり・・・
彼が出してきてくれたアイデアは、面白そうなものばかりでした。

そんな〔内臓と仲良くなる時間〕が、今回のスクールのコンセプトです。
もちろん〔野見山スクール〕ですから、いつもどおり、雅江さんのおいしい手作り料理つき。
こちらも、ムリを言って、一日目の夕食に設定してもらいました。
「冬だしねえ、お鍋なんていいねえ」と、聞こえるように呟いてあります。
寝転んで話を聞く もアリ、のリラックスしたスクール、今回も実現できるといいな。

参加者募集中、詳細は、リーラハウスHPのスクール欄をごらんくださいね!


投稿者: くら : December 20, 15:26 | Comments (0) | Trackbacks (0)

December 17, 2006

人好き・犬好き?

2006.12.17.ブログ用.jpg

精油のワンデイ・ワークショップ、トリートメント講座・卒業生の練習会、と
二日続きの今年最後のビッグイベントが、昨日終わりました。
東京でのセッションに続けての日程だったので、ひとりオオワラワ、
ブログを更新する時間もなかった。
でも、どちらのイベントも充実して、楽しいものになりました。

精油に関しては、17ページ分のテキストを消化しようと、皆で集中したのですが、
・・・無謀でした。一回ではムリです。
お休みを入れながらも6時間集中したところで、一斉にキレました。
後日の第二弾をやろうね ということで、話がまとまりました。
でも、集中してさまよう精油の世界は、やはり深くて魅力的なものでした。

やった甲斐があったなあ と実感したのは、
翌日の練習会で、皆にブレンドの実習をやってもらったときです。
交換セッションの前に、カウンセリングをして、その日のトリートメントのブレンドを決める
という実習。
皆の作ったブレンドは、どのひとつも、
調和に満ちて、個性的で、相手への想いが実感できるものでした。ステキ! 
香りの世界はいつも、楽しみとともに現れてくるねえ。

さてさて、一日目のワークショップの後、ご飯を食べに立ち寄った、
ひいきのイタリアンでの出来事。
ここの奥さんは、ステキな大型犬を飼っていて、よくそらとの散歩中にも出会うのです。
「おたくのネコちゃんは、なんと言う名前なの?」と、奥さん。
「そら と言うの」
「そらちゃん、ね、最近、私と犬の散歩についてくるの」
「はあ?! 犬の散歩にですか?」
「そう。でね、うちの犬が振り返ると、ちょっとたじろぐんだけど、
歩き出すとまた、一定の間隔をおいて、トコトコついてくるの。
なつっこくて、可愛いから、名前を知りたかったの」

・・・またまた、私の知らないそら、出現。君は、犬も好きなのか?!

実はもうひとり、散歩中に出会った、他の犬の飼い主からも、
「このネコ、うちの犬になつくのよ」と、教えてもらったばかりなのです。

トリートメントにいらっしゃるお客様には、駐車場で擦り寄っていくらしいし(よく言われる)、
どうも、そらは、人好き・犬好きの博愛主義者らしいです。

投稿者: くら : December 17, 10:40 | Comments (0) | Trackbacks (0)

December 2, 2006

星の王子さまミュージアム

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借りたパソコンで、やっと写真を扱えるようになりました。
うーん、やっぱり写真があると、ブログを書く気になるね。めでたし、めでたし。
もう1週間前の話になってしまいましたが、紅葉の箱根を、友人たちと満喫しました。

紅葉だけではもったいない、と、入ってみたのが、星の王子さまミュージアム。
伊豆高原のチンケな美術館に、だまされ続けている身としては、
ダメかも・・・と期待うすだったのですが、これが見応えあり!の優れものでした。
建物もしっかり作ってあるし、お散歩が楽しいし、展示も面白かった。
パリの町並みを模した建物の一角のショーウインドが、この写真です。

展示は、サンテグジュぺリの生涯で、
空を飛びたくてしょうがなかった彼のこと、身近になりました。
たくさんの書簡に描かれた、彼の絵が、チャーミングでした。

ここを狙った、もうひとつの理由は、昔確かに見た、と思われる、
星の王子さまのミュージカル映画のことが、引っかかっていたからなのです。
映画のなかで、王子さまときつねが、少しずつ仲良くなっていくプロセスが印象的で、
その丁寧な出会い方が、ヒトに触れていく時の最初のプロセスによく似ている と、
最近、思い出していたのです。
あの映画のサントラ版のレコードなんか、置いていないかな、と期待したのですが、
映画については、何の情報もありませんでした。
自分でそのレコードを持っていた時期もあったように、記憶しているのだけど、
夢の記憶だったのかしらん、ねえ。
だれか、覚えている方、いますか?
王子さまときつねが、相手を尊重し、自分を感じながら、少しずつ、少しずつ、距離を縮めていく、
私には、大好きなシーンだったのですが、ね。

投稿者: くら : December 2, 10:49 | Comments (1) | Trackbacks (0)