April 15, 2006

そらの狩り

4.15.ブログ用.jpg
コトは、スズメから、始まりました。
ある日、2階でのセッションを終えて、下の居間に降りてくると、部屋に舞う数枚の小さな羽。
これは、ナニ? と部屋を見回すと、取り込んだ洗濯物の影に、こげ茶色の物体。
何かしらん、と近寄ると・・・うぎゃあ!スズメが死んでいる!

これが、話に聞いた猫の狩り?
動揺して見回すと、そらは、いつもどおり窓際で毛づくろい。
ホントにこの無邪気な方がやったの? でも、他に考えようはないし・・・。
ショックは一日続き、あちこちにメールを打って気を収めました。
スズメはこわごわピンセットで摘み、箱に入れてお葬式。

猫を飼っている先輩方から、狩りの話はいっぱい聴いていたけど、
聴くと見るとは大違い って、こういうことね、と実感しました。

でもこれは、春の訪れとともに賑わいだした生き物たちの、トバクチの出来事だったのです。

1週間後、居間で、ねずみの死体発見。・・・お弔い。
硬直して死んでいたスズメと違って、ピンセットで摘んだらグニャっとした、ひゃ!

その5日後、居間で、動くトカゲの尻尾を、小首をかしげて見つめるそら、発見。
ほ、本体はどこに?

翌日、居間を走り回るモグラとそらを発見。
その後のモグラの行方が判らない。

そして今日は、うちに持ち込んだのは、バッタとトカゲ・・・お弔い。
午後、庭でモグラと格闘するそらを発見、それが、この上の写真です。
手前に小さく見えている黒い塊が、モグラなの。

だんだん気持ちは慣れてきました。
本能というのは、こういうものなのだ という諦めと畏怖と共に。
でも、きっと次は蛇よ という友人の言葉には、コタエます。

投稿者: くら : April 15, 20:36 | Comments (4) | Trackbacks (0)

Comments

>次は蛇よ

夏は蝉ですねぇ。

真夜中、平和でグッスリとした平和な部屋の中を
ひっかかれたりして羽をバランス悪く失った蝉が
断末魔の泣き声で壁にぶつかりながら飛び回るの。

年に2回はあったかなぁ。

まぁこれも

わかいにゃんこちゃんのうちしかできないので
蝉さんもせっせとお弔いしてあげてください。

ちなみに実家の庭には、たくさんのお弔いの
名残がありますぅ。。。



Posted by 321 : April 16, 01:33

ひゃ〜すごいですね!

最近のねこはねずみも取れない

と世間で言われているのを
あっさり信じていました

都会の猫はそうなんでしょうか?
獲物がいないかも・・・

そう思えば
本能がしっかり働いてる
そらちゃんはすばらしい!・・のかな?

ひと夏こえたら
くらさんがたくましくなってそうです(笑)

Posted by けいこ : April 16, 09:37

ふふっ。
これらは、毎日の出来事でした・・・
夏は、特にスゴイです。
私も、何匹のすずめや蝉を土に葬ったことでしょう。
毎回、生きたまま部屋に持ってきます。
我が家は4階だったので、生きたまま口にくわえ階段を駆けのぼってくるのです。
そして、「見て、見てーーー!」「褒めて、褒めてーーー!」と・・・
誰も家にいない時、捕まってしまった動物は・・・

くらさん、健闘を祈ります。

Posted by みゆき : April 16, 12:41

皆様、ありがたいお励ましと、次への怖い予想、
ならびにさらに怖い実談、どうもありがとう!
庭に、墓地を作って置いた方がいいかも、ね。

けいちゃんが言うように、
きっと鍛えられると思います。
死体を見ることに鍛えられるって、
役に立つか知らん。
でも、今まで見てみぬフリしてきた、
地球上の生き物を、じっくり見るチャンスは、
これ以外ないかも・・・。
・・・今日は、
すでに尻尾を失っているトカゲのご遺体でした。
・・・お弔い・・・

Posted by 松本くら : April 16, 21:36

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