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★★リーラスクール第18回★★

リーラスクール・オイルトリートメント講座 / 2009

講師:松本くら
アシスタント:相澤みゆき(cocowa主催



2009年4月から9月までの半年をかけて、オイルトリートメント実技の連続講座を開催します。
月に一度、週末の2日間を使ったワークショップを6回、終了後、各参加者とのフィ―ドバックセッションを1回、という構成になります。
全身のオイルトリートメントの組み立てを、技法として学び、からだの使い方として学び、相手のからだを知る方法として学ぶ、講座です。

・・・触れることを通して、相手を観、自分を観、そこから立ち現われる一体感を味わう・・・
オイルトリートメントの醍醐味を、共有し、ともに探求していきたい、と思っています。
技法だけに陥りがちな、従来の指導方法を越えて、[からだ]への本質的な理解にのっとった トリートメント・タッチの質 を追及していきます。

新たに全身のトリートメントを学びたい方、今ある技術の質を深めたい方、ワクワクお待ちしております。
長丁場のお付き合いになりますが、ゆたかな伊豆高原の自然とともに、ご縁を結べたら幸せです。 (今までのオイルトリートメント講座の詳細は、リーラブログの2006年4月/9月、2007年4月/9月、をご覧ください)


【日程】
4/18・19―始まり、つながる―グランディングとストローク―
5/16・17―背面の探索―肩甲骨は天使の羽―
6/20・21―下半身の探索―下半身は腰から始まる―
7/18・19―前面の探索―肩・首・腕のつながり―
8/29・30―全身と出会う―組み立ての探索―
9/19・20―ふれる・かよう・ひとつ―触れることの可能性―

*いずれも、初日土曜日が、11:30―17:00、18:30―20:30、
2日目日曜日が、9:30―12:30、14:00―17:00、 という予定です。



この講座は終了いたしました。ありがとうございました。

リーラスクール第18回のレポート

土日をかけて、今年のオイルトリートメント講座が、始まりました。
初回のテーマは、[グランディングとストローク]。

今まで2回のトリート講座をやってきましたが、
3回目の今回は、今までとはまったく切り口を変えてのスタートです。
トリートメントの技法より、からだの使い方を重視し、
自分のからだへの気づきを、相手のからだへとつなげていく、
それによって、いろいろな技法の意味を、わかりながら習得していく・・・。

この方法で、ちゃんと伝えていけるものかしらん、と、
実は、ドキドキしながらのスタートでした。

いつもだったら、軽くからだを動かして、そそくさとベッドの登場、
実習につぐ、実習 となるところが、
まずは、自分のからだのグランディングの探求に、たっぷり時間を割きます。
骨盤や股関節まわりを感じることで、足裏の接地感覚は、どう変わるか?
立った時の太腿のゆるみや、体重移動のスムーズさは、どう変わるか?

そして、一番の面白さは、グランディングできているからだで触れた時と、
そうでない時で、触れられたからだは、どんな違いを感じるのか?

触れられて、ハッキリとした違いを感じ、
触れて、相手からのフィードバックのなかに、その違いを確認していくうちに、
みんなの、自分のからだへの意識が、どんどん高まっていきました。

2日めの実習が始まって、
昨日とは違う、立ち姿勢、動き姿勢が、みんなのなかから現われた時、
あ、伝わっている、とハッキリ実感できました。
動きが、美しいのです。
「今までよりずっとラクにトリートメントしているのに、
相手の人はこっちが気持ちいい、と言ってくれる。驚いたし、面白くなってきた」
という声が、あちこちから上がりました。
目指していたものに、少し近づけた!

ワクワクと、あっというまに過ごした2日間の後に、
夜のテレビで、フィギュアスケートのエキシビションを見ました。
私が惚れこんでいるランビエールが、久々に舞う姿を見ながら、
美しい動きには、ヒトに対する説得力があるのだ ということを改めて思い、
昼間、それを目撃できた私は、シアワセモノだなあ、とシミジミしてしまいました。

この方法が可能になったのは、私の師匠・感じる解剖学の平山さんに、
動きに関する、たくさんの「目からウロコ」を教えてもらったおかげであり、
それをトリートメントにつなげるサジェスチョンを、原田優子さんから学べたおかげです。

感謝とともに、
あと5回続く講座を、さらに充実した、説得力のあるものに! と、意欲を増しています。
一緒に探求に加わってくださる、参加生のみなさん、どうもありがとう!
忙しいまさえさんの変わりに、クッカーを買って出てくださった、2期生の文里ちゃん、
からだをいたわってくれる、愛情いっぱいのご飯でした! 
今回奇数だったメンバーのサポートに駆けつけてくれた、1期生の孝子さんにも、感謝です。
的確なアシストと実務をこなしてくれている、みゆきちゃんをはじめ、
様々なサポートを受けて、リーラスクールは、本当にめぐまれた存在です。



昨日までの2日間は、オイルトリートメントの5回目の講座でした。
4回をかけて、間に練習も入れて、全身の技術を学び、
今回は、フルセッションの練習です。
1日目は参加者同士で、2日目は助っ人に入ってくれた卒業生の人たちも交えて、
90分、ヒトのからだに出会い続ける、という集中力のいる時間を、
繰り返しもちました。

私は、この時間に立ち会うのが、大好きです。
何台ものマッサージテーブルを舞台に、
その場全体に、真摯で静謐な気配が満ちるから、です。
その気配に身を置いていると、からだを通しての出会いの深さや優しさに
ハートをギュッとつかまれる感じがするから、です。

そして、毎回すごいなーと思うのは、
セッションが終わった後、あちこちで交わされるフィードバックの様子です。

受けたヒトが、そのセッションをどう感じたか、どこが素敵だったか、どこを物足りなく感じたか、
率直に伝え、セッションした方の体験と、すり合わせていきます。
これは、セッションする側の人間にとって、とても有り難い体験なのです。
自分の手で、自分のフルセッションをすることは、できないワケですからね。

同時に、このフィードバックには、自分を素直に表明し、受け入れる、ニュートラルな力や、
お互いを尊敬し、信頼しあうポジションが、必要になります。
そのように力のいるコミュニケーションが、いともたやすく、あちこちで生まれるの。
そうやって、参加生のヒトたちは、自分が取り組むべき次のテーマを、
実感をもって、見いだしていきます。

[からだに触れる]に魅入られた、仲間同士だから、なのか、
トリートメントのフルセッションが、ふだんの緊張を開放して、ヒトを素直にさせるのか、
はたまた、それぞれのメンバーの人間的実力なのか、
いずれにせよ、そこで生まれるコミュニケーションは、感動的です。

参加生の皆さんは、キンチョーしてグッタリした、と帰って行きましたが、
私の方は、こんな場面に立ち会えたシアワセに、今朝もまだ浸っております・・・。

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